訪問介護の「目的」


1.生活基盤の確立

利用者の価値観や生活習慣を尊重し生活基盤を整えることを目的としています。

 

2.自立支援

利用者の潜在能力を引き出し、現有能力を活用して自立を支援するという視点を常に持ちます。利用者が自分でできるようになるための働きかけを行います。

 

3.自己実現のために

人間は、社会の中で自分の存在価値を実感することにより、生きることの意味や喜びを感じるものです。地域から孤立しやすい高齢者や障害のお持ちの方などを支援し、常に社会との接触を保ち、自己実現ができるよう援助していきます。

 

4.介護予防と事故防止

訪問介護には、寝たきり、褥瘡、認知レベルの低下などの二次的障害が起きないようにする、介護予防の視点が不可欠です。また、介護の仕方が不適切であったために状態を悪化させることがないよう安全に配慮します。

 

5.状態観察

訪問介護員は、利用者の身近にいるだけに、利用者の異常や状態の変化を見つけやすいといえます。その場合は、すばやく他職種の関係者へ連絡・相談し、適切な援助へつなげます。